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無痛分娩のリスク

2008-11-03 01:52

無痛分娩のリスク

ずっと以前、出産はある意味命がけでした。
出産時や産後の肥立ちが悪くて実際に命を落とす母子も少なくありませんでした。
医学の進歩で出産時のリスクは減りましたが、痛みを感じずに出産できる無痛分娩にもリスクはついてきます。
日本では自然分娩、もしくは帝王切開が一般的であるため、無痛分娩のリスクはあまりよく知られてはいません。
無痛分娩のリスクについてみていくには、まず無痛分娩のシステムを知ることが必要です。
無痛で出産する為に麻酔を使用するのですが、その麻酔そのものがリスクになっています。
具体的に言うと、麻酔を注入する際に誤って硬膜内に麻酔液やカテーテルが入ってしまう危険性があります。
その場合、ショック症状を引き起こしたり、最悪のケースだと呼吸停止に陥ってしまいます。
その他、麻酔を打ったことによって血圧が変動(低下)してしまったり、嘔吐したりすることもあります。
また無痛分娩のリスクと言えるかどうかわかりませんが、麻酔の種類や使用する量によっては、子宮の収縮力や腹圧まで弱まってしまうことがあります。
腹圧が弱くなると、いきむ際に力が入らなくなってしまって、陣痛促進剤を使う割合も高くなってきます。
その他にも、十分に消毒が施してありますので、あまり例は見られませんが、麻酔チューブを体内に挿入する際に、挿入部から感染してしまう可能性もありますし、挿入部に血腫ができてしまった場合には、その血腫が神経を刺激してしびれてしまうこともあります。
この場合は血腫が消えるとしびれも治ります。
このように無痛分娩は決して楽な出産方法ではなく、リスクも伴うことを理解しておかなければなりません。
無痛分娩を希望する妊婦さんは、主治医としっかりと相談する必要があります。
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無痛分娩

2008-11-03 01:45

無痛分娩

無痛分娩とは、出産する際の痛みを取り除く出産方法で、具体的には麻酔を使って痛みをなくし、出産をスムーズに進めます。
無痛分娩は、日本ではあまり普及していませんが、欧米では、主流の出産方法となっています。
何故日本では欧米ほど無痛分娩が奨励されないのか、それは日本人独特の美学や精神論によるところが大きい、と言えるでしょう。
日本では無痛分娩を行っていない産婦人科も多数存在するように、自然分娩が一般的です。
これは日本が昔から、「出産時の痛みを乗り越えてこそ一人前の女性である」だとか「出産の痛みを経験した女性が真に母として強くなる」という精神論が根強く残っているからです。
しかし出産の際に母体に痛みによる過度のストレスがかかりすぎると、赤ちゃんにも大きなストレスがかかり、最悪の場合、生命の危機にかかわってしまうのです。
と言うのは、出産時に母体に痛みによるストレスがかかりすぎると、パニックになり、過呼吸を誘発することもあります。
過呼吸になってしまうと、赤ちゃんに十分な酸素が行き渡らなくなり、結果として低酸素血症や、場合によっては仮死状態で生まれてくることも考えられ、障害が残ってしまうこともあります。
日本独特の精神論もいいことばかりではないのです。
無痛分娩では麻酔を使用するわけですが、日本でも欧米でも、現在最も多く使われている麻酔方法は硬膜外麻酔法と呼ばれています。
これは背中からチューブを入れて硬膜外腔という箇所に麻酔を打ちやりかたで、意識がはっきりしているため、産んでいるという感覚はあります。
勘違いされやすいのですが、無痛分娩は、全く痛みがない出産ではなく、麻酔で痛みは軽減されますが、出産の感覚はあります。
つまり、出産時に「いきむ」こともできるのです。
ただし麻酔医の協力が不可欠な為、無痛分娩は日中に計画出産として行われることが多くなっています。

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