妊婦と子育ての知識

産後太り

出産後母乳栄養で子供を育てている人は、産後太りはあまりないようです。
それは、体が母乳を作るのに普通の１．５倍のカロリーを消費するからだと言われています。
つまり、母乳が良く出る人が、出産後もいつもと同じ食生活をすると、しだいに痩せていくのが普通です。
ところが、ミルクで育てる母親は、出産後よけいにカロリー消費がへり、産後太りとなるようです。
赤ちゃんと一緒に過ごす生活では、最初は運動量が減ったり、浮腫みやすくなったりするためだと言われています。
そこで、産後太りを解消するには、まず骨盤を引き締める体操をしなければなりません。
こうした運動は、骨盤ダイエットなどの本や、産後ダイエットなどのDVDなどで行うことができます。
また、産後太りは、お尻や腰の周りに肉がついてしまう太り方です。
そこで、骨盤が固定されるまでに産後ダイエットをしなければなりません。
それは、期間で言うと出産日からだいたい６ヶ月以内となります。
つまり、産後太りを解消するには、産後６ヶ月の間に産後太り解消ダイエットが必要となります。
また、体の新陳代謝は、精神的ストレスと大きな関係があります。
赤ちゃんを子育てしていく中で、できるだけストレスを溜めないようにすることが、産後太りを解消することでもあります。
体にストレスが溜まってしまうと、新陳代謝の能力が減ってしまいます。
すると食べた分だけ消費されずに体に蓄積されてしまうので、注意が必要となります。

産後 抜け毛

出産を経験した女性は、出産後に産後の抜け毛を経験する人が多いようです。
これは、ホルモンのバランスによって、出産後４ヶ月ぐらいから６ヶ月くらいまで、産後の抜け毛に悩まされる人が多いようです。
これらは、お母さんから赤ちゃんへ栄養が回っていくために起こると考えることも出来ます。
主産後初めて生理がある頃には、前髪くらいから髪の毛が生え始めるようです。
人によって色々ですが、産後８ヶ月くらいすると、前髪の下に短い髪の毛がたくさん生えてくるのが分かるようです。
出産後すべての人が、産後の抜け毛を経験するというわけではありません。
出産した女性の３割くらいは、産後の抜け毛が気にならなかったり、特に変わった様子がみられないという人もいます。
出産によって、崩れたホルモンをもとに戻すためには、やはり十分な睡眠とバランスのとれた栄養が必要です。
一日も早く、出産後の体調から回復して、もとの体に戻ったなら、出産後の抜け毛はすぐになくなるでしょう。
産後の抜け毛は、当たり前のものと受け取って、あまり気にしないことが大切です。
産後に髪の毛が抜けていくことをあまり気にしすぎると、かえってそれがストレスになり、抜け毛が回復しないことにも繋がります。
あまり神経質にならずに、出産経験のある人や、経験豊富な美容師に相談したり、話を聞くことも大切です。
誰にでもあることだと思えば、ストレスが減り、産後の抜け毛はあまり気にならなくなるでしょう。

産後ガードル

その昔は、妊娠５ヶ月に入った日を戌の日と呼んで、その日にお腹にさらしを巻く習慣がありました。
安産の神様と呼ばれる神社にお参りすると、さらしを神社からいただけるところもあったくらいです。
ところが、最近はさらしより簡単で楽に使うことができる、ガードルを使う人が増えてきました。
ガードルは、今では、産前だけでなく産後ガードルも産後の体形を整えるために、開発されてきました。
産後ガードルは、特にゆるくなった骨盤を引き締めるためのものです。
ただはくだけで骨盤のゆがみが矯正され、引き締まるのでほとんどの人が利用しています。
産後ガードルは、色々な会社から発売されていて、はくだけのものや、マジックベルトで部分的に締めるものなどがあります。
その中で、特に人気があるのは、ワコールの産後ガードルです。
ワコールの産後ガードルは、「シェイプマミーガードル」と呼ばれ、両太ももから腰、お腹をすっぽり包む形になっています。
特に腰は、引き締めるために、特別な加工がなされています。
初めてワコールの産後ガードルをはく人には、太ももからお腹までがきつく締め付けられている感じがしますが、すぐにその体勢に慣れるようになっています。
この産後ガードルをはくことで、骨盤を引き締めるだけでなく、お腹周りのたるんだ筋肉も矯正することができます。
機能的にはかなり考えられていますが、ワコールのガードルの価格はだいたい１万５千円程度で、とても高くなっています。