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2024-04-20 12:18

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帝王切開

2008-11-04 21:59

帝王切開

帝王切開とは、出産の際、自然分娩が難しいと判断された場合に子宮を切開して出産させることをいいます。
この帝王切開という言葉はドイツ語の「Kaiserschnitt」が語源とされています。
「Kaiser」=皇帝(帝王)、「Schnitt」=手術からこの役がなされたようです。
最も有力な説は、古代ローマにおいて妊婦を埋葬する際に胎児を取り出すことを定めた「Lex Caesarea」にあるとされています。
ほかにもシーザーがこの方法で生まれたとかの説もあります。
帝王切開は、経膣分娩出産により母胎または胎児の生命の危険性がある場合に行われます。
帝王切開が行われるのは、速やかな出産が必要なのにそれが経膣分娩では難しい場合や、物理的な理由で経膣分娩ができない場合産道感染の危険性が高い場合などがあります。
帝王切開が行われる出産の例は、「常位胎盤早期剥離」、「子宮奇形」「前置胎盤」、「既往帝王切開後妊娠」、「児頭骨盤不均衡」、「体位異常」、「性感染症」、「分娩停止」、「胎児の低酸素症」が疑われ「速やかな出産が求められる場合」「子宮筋腫摘出などの既往症がある場合」などがあります。
いずれにしても母胎もしくは胎児の生命が危ぶまれる場合に行われます。
帝王切開による出産には腹式帝王切開が最も一般的に行われます。
現在では出産の際の帝王切開で死亡する妊婦はほとんどないのですが、経膣分娩に比べると4〜10倍の母胎死亡率であるとされています。
過去に帝王切開をした場合、経膣分娩をおこなうこともできますが、その場合帝王切開の準備をしてからのことが多いようです。
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逆子出産

2008-11-04 21:55

逆子出産

逆子出産とは、骨盤位(逆子)で生まれることをいいます。
通常の頭部から出産する場合は、呼吸の自立(圧迫されることにより自立的な呼吸が促される)を考えると経膣出産が望ましいのですが、逆子出産の場合は赤ちゃんで一番大きい部位が頭であるため、逆子で生まれる場合には体が先に出てきて最後に頭が出てきますから、胎児のおなかと胎盤をつないでいる臍帯が頭と産道の間に挟まれて圧迫されます。
そのため、胎児が嫡出するまでに時間がかかると、頭と産道の間に臍帯が挟まれ圧迫されるため、血流が不足して胎児に大きな負担を与えることになります。
これらは出産前に予測することが難しいので、最終的に逆子で出産する場合は帝王切開が行われることが多いのです。
逆子出産のリスクを軽減するためには、骨盤位を頭位に変えようとするため、「骨盤位矯正の体操」や「外回転法」、「お灸」、「水中逆立ち」などの試みがされています。
その中でも逆子出産に最も効果があると見られるのが「外回転術」とされています。
外回転術の最近の動向では、子宮腔に比べて赤ちゃんが小さいと赤ちゃんを回しやすいのですが、自分で回ってまた逆子になることも考えられますので、あまり実施されていませんでした。
が、最近では子宮を弛緩させる薬剤が使われることもでき、最近復活してきています。
しかし、外回転術も「胎盤早期剥離」や「臍帯圧迫」、「出血」や「臍帯巻絡」などの危険がありますので、妊娠37週前後にすぐに帝王切開ができるように準備をして外回転術を行うようになってきました。
いずれにしても逆子出産については、主治医と相談して納得して行いましょう。
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高齢出産

2008-11-04 21:52

高齢出産

高齢出産とは統計学上または医学上、女性が35歳以上で子供を産むことを言います。
ここで「35歳」という年齢に特別な意味があると誤解されがちですが、高齢出産のリスクは30歳を超えた頃から徐々に高まっていくもので、「35歳」を境に急に危険性が上昇するものではありません。
最近では厚生労働省統計情報では、2005年に40歳以上で出産した女性は20,348人で1958年以降47年ぶりに2万人を超えたことを公表しています。
その統計によれば35歳以上の出産は全体の15%に上り、そのうちの第1子出産が3人に1人の状況でした。
この女性での高齢出産の「高齢」の意味合いは、一般語の高齢者(60歳以上ではなく、閉経前での比較的高齢である)という意味になります。
女性は閉経後自然妊娠の形では出産することはできません。
ここで高齢出産のリスクとは、「高齢妊娠」に対するリスクと「高齢分娩」に対するリスクの2つにわけられます。
なお実際の高齢出産では、大半が正常な妊娠・分娩の経過をたどっていて高齢出産が特にリスクが高いというものではありません。
若いうちの妊娠出産に比べて相対的にリスクが高くなるという意味合いになっています。
高齢妊娠リスクとしては、年齢が上がるに従って卵子の質が劣化して妊娠しにくくなったり染色体異常の可能性が高くなることや精子の加齢によるDNA損傷の影響も確認されているようです。
また、高齢分娩のリスクには流産・早産をする可能性が高く遷延分娩・分娩停止や分娩時出血量の増加・帝王切開率の上昇などが挙げられます。

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