妊婦と子育ての知識

中学受験 家庭教師

中学受験で、中レベル以上、特に難関中学校と呼ばれている学校を受験する場合には、学校の授業と、自宅学習のみで合格することは困難で、進学塾や家庭教師について、受験専用の勉強や受験テクニックを勉強することになります。
家庭教師と言っても以前は大学生のアルバイト、と言うイメージが強かったのですが、現在では家庭教師派遣センターなども多数見られ、家庭教師を生業とする、プロの家庭教師も少なくありません。
その他にも定年退職をした塾講師や学校の教師、さらに現役の塾講師や学校の教師が副業として行ったりしています。
その他にも極少数ですが、自らが中学受験を体験して希望中学に合格した中学生や高校生が行っていることもあります。
中学受験を目指して家庭教師を探す場合、国・算・理・社の４教科の全てを難関中学受験向けに指導できる人材を探すことは大変難しく、国・算の２教科のみで契約することが多くなっています。
これに対して理・社と言うのは家庭教師の需要も供給も少なくなっていますが、中学受験は４教科受験であることが多く、この２教科を疎かにしてしまうと、そこで差が付いて、結果として命取り、と言うこともあり得ます。
理想的には塾のようにそれぞれの教科を専門の教師が教えると言うことですが、単科での家庭教師の複数契約、と言うのはほぼ不可能である、と言えるでしょう。
また家庭教師が知人や親戚であったりすると、子供との相性が悪かった場合とか、成果があまり期待できず、指導力に問題があった場合でも断ることが難しくなりますので、できれば派遣センターなどを通じて、ビジネスとしての契約をすることをお奨めします。

中学受験

中学受験はここ数年、関東エリアや関西エリアを中心に盛んになって来ています。
これは学級崩壊やイジメ、教師の質の低下、などさまざまな要因が絡み合っていると言えます。
特に東京には180校近い私立中学校があり、中学受験も大変盛んになっています。
その影響で、地域によっては小学校の児童の大半が受験をするため、地元の公立中学校への進学者が著しく減少し、大幅な定員割れを起こすことも少なくありません。
全国的に中学受験が最も盛んな首都圏では、倍率が10倍を超えてしまう中学校もあるなど、過熱する一方であるのが現実です。
中学校は義務教育であるため、受験をしなくても公立中学校までの就学は保証されています。
しかし中学受験をする児童が増加している、という背景には高度な教育を受けられる、ということの他にも、宗教的な考えを重んじる家庭の場合私立中学への進学を選択することで、信仰に基づいた宗教教育を受けることができるという理由もあります。
また、私立中学校の多くが、大学の付属であり、高校、大学への進学がエスカレーター式で保証されたり、内部進学が優遇されたりすることがあるため、 高校受験や大学受験から解放されると言うメリットから、特に女子の私立中学校への進学希望者が増えてきています。
これに対し、一部の地域では、公立中学校も従来の学区制を廃止して、無試験の公立中学校入試であっても進学する中学校を選択できるという公立学校選択制が施行されるなど、入学希望者の確保に努めています。