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妊婦の虫歯

2009-09-24 23:29

妊婦の虫歯

妊婦は虫歯になりやすいといわれています。
つわりの時期に一度に充分な量の食事が摂れなくなり、小分けにちょこちょこ食べてしまうことが多く、にもかかわらず、ハブラシを口に入れるだけでえづいてしまったり、気分が悪くなったりして、きちんと歯磨きできないためです。
また、妊娠中は唾液緩衝能(pHを正常域に保とうとする性質)が低下してしまいます。
その結果、口腔内環境が悪化し、う蝕が進んだり、歯肉が炎症を起こしてしまいがちになるのです。
できれば、妊娠の前に虫歯や歯周病などの治療をすませておくといいでしょう。
歯周病の妊婦は通常の約5倍も早産しやすくなり、歯周病がひどいと低体重児出産の危険性が約7倍増すという研究データもあります。
計画妊娠でなければいつ妊娠するかわからないですから、日頃から半年くらいおきに歯科医院に行き、歯石を取ってもらいがてら、デンタルチェックをしておくといいです。
地域によっては、保健センターがマタニティーデンタルチェックを実施してくれることもあるようです。
マタニティーデンタルチェックでは、唾液を検査して虫歯や歯周病のなりやすさを教えてくれるでしょう。
子供の口の中の環境はお母さんとほぼ同じということが多いので、自分の口内環境をチェックすれば子供の傾向もわかります。
虫歯になりやすい、なりにくいも、ある程度は遺伝で決まってしまうのですね。
ちなみに、妊娠中に虫歯になってしまったら、妊娠初期と妊娠後期はなるべく治療を避け、安定期に治療するようにします。
妊娠初期と妊娠後期にどの程度まで治療をするかはその歯科医によっても違いますし、虫歯の程度にもよりますが、出産後は薬を使うと母乳をあげられなくなったりするため、場合によっては治療をすませてしまうこともあるでしょう。
歯科医に妊娠を告げるのはもちろん、かかりつけの産婦人科医にも相談して、最適な処置を選んでください。

【妊娠中に歯の治療を受けるときに注意すること 】
・妊娠していることと、妊娠経過を伝えましょう
妊娠中に歯科治療を受ける場合は、必ず歯科医師に、妊娠していることと、現在の妊娠月数と詳しい健康状態を伝えるようにしましょう。
そうすれば、歯科医の側も妊娠の経過に十分注意しながら、より安全に治療を進めることができます。
 
・母子健康手帳を忘れずに持参
母子健康手帳は妊娠経過が記されています。
妊娠経過によって歯科の治療方針も異なってくるので忘れずに持っていきましょう。
 
・産婦人科の先生にあらかじめ相談を
歯科医にかかる前には必ず産婦人科の先生にも相談をしておくようにしましょう。
場合によっては歯科医から産科医に「この薬を使いたいのですが」などと紹介状をやり取りしながら治療に当たるケースもあるので、最初から双方に相談しておいたほうがスムーズです。

治療を受ける時期についても、あらかじめ産婦人科の先生に相談するようにしましょう。
基本的には妊娠初期(~4ヶ月)と妊娠後期(8ヶ月~)は避け、安定期である妊娠中期(5~7ヶ月)が望ましいとされています。
 

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